投資と投機の違い

「過去に株式を買った事は一度も無い」という様な方とお話をすると、その様な方の頭にある「投資」という言葉のイメージは、「投資」ではなく「投機」のイメージですね。
投資と投機はどちらも「利益を上げる」という目的は共通していますが、その利益を上げる為のスタイルが違います。
投資というのは少なくとも1年、2年という様なサイクルで様々な投資商品でお金を運用し、それに対しての配当や投資商品の値上がりによるキャピタルゲイン(売却益)を得るスタイルです。
投資では短期的な値動きには拘らず、時間を掛けてじっくりと利益を追求します。
一方、投機は短い時は為替取引の様な秒単位の為替の変動や、長くても1ヵ月以内の対象商品の値動きを利用してキャピタルゲインを得ようというスタイルで、配当などはあまり重視しません。
うまく思惑が当たれば短期間で資金を大幅に増やす事も可能ですが、逆に短期間に大きな損失を出す事もあります。
ただここでひとつだけ知っておかなければいけないのは、投資にも必ず投機的な要素があるという事です。
その代表的なものは「元本が保証されない」事です。
これは国債や社債などを除くほとんどの金融商品に共通するルールですので、その点はまず認識しておく必要があります。
よく株式投資などでも「元本を保証すると言われたのに損をした」というトラブルがありますが、仮に本当に証券会社の社員が株式投資などで「元本保証」を言ったとすればそれは嘘です。
株式投資などの投資商品で元本が保証される事は絶対にありません。
ところで「投機=悪」と考えるのは間違いです。
投資に全く投機的な要素が無くなったら、世界の投資人口は激減してしまいます。
元本保証されないリスクを犯してまで大事なお金を投資する人がいるのは、一攫千金でなくても「銀行預金をするよりは儲かるだろう」と考えるからです。
投資をする人は皆そうですね。
そもそも筋金入りの「バクチ嫌い」や聖人君子の様な無欲な方は、いくら勧誘されても投資や投機などは絶対にしません。
大事なお金は銀行に分散して預金するか、現金のままタンス預金をしていますね。
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